遠くを眺める

時間と手間をかけて何か作ってみたいと思うのだけれど
性格がせっかちだからなかなか実行に移せない

半年くらいかけてようやく出来上がるような何か

いつも大体ではじめてこんなもんだろうで終わる

今回の箱作りは珍しくスケールで計って作ってる

キングオブフィーリングとしては大きな一歩だ


ちゃんと作ってるなーという気持ちが違う

それでも曲がるし歪む

木工作家というのはいかに難しいか身に染みる

ちゃんとしようにもちゃんと出来ない

技術が未熟すぎる


で、この歪みがいいんですよ!
なんて言っていいように誤魔化す

ラフなものが受け入れられる時代でよかった

虫食いや欠損がカッコいい時代が来るなんて誰が予想しただろう

美しさの基準が変わってきたんだな



モノの価値観と時代の移り変わり

なんでもハラスメントになってしまう世の中もどうかと思うけど
今現在の美しさの基準は割と好きだな

煌びやかなものより渋めが主流で