契りを交わす
台を作ってみました
実はこの木は薪ストーブに入れられる寸前で思いとどまった木
ちょっと歪だったんだけど、なかなか味があって使えそうとなって
救い出しました
余計な箇所をチェーンソー で切り落とし、その切り跡もワイルドなまま
残して、周りの皮の部分を削ぎ落とし荒めに彫刻してみました
下書きもなく、一気にザクザクと
アフリカやアイヌ的な雰囲気を意識しつつ
そこに柿渋を塗ってひたすらボロ布で磨く
さらにひび割れ部分にちぎりと言う割れ止めを施しました
ちぎりは初めてやってみたのですがなんとか出来ました
とまあ、これは年末に作った作品ですが、台を研究しています
展示台と言うのかわかりませんが、自分の作品をよりよく見せる為に
作っています
今までもいくつか展示台的なものは作ったことはあるのですが、、、
だけど、今回のは力強さを大切にしてます
ずっしり重たいですし、割と大きいです
前に作った白鳥のオブジェを乗せてみたらばっちりでした
うんうん、思った以上にいい
台だけで販売予定ですが、これも組み合わせのアイテムとして楽しんでもらえたら
嬉しいです
かなり一点物感が強いですが、力強さを感じるような台をいくつか
作って、個展やイベントで使ってみようと思います
プリミティブな作品を作りたい衝動が日に日に強くなっていたので
この台はそれを無理なく今の作風と合わせられるのではないかと思ってます
意識はプリミティブに引っ張られ、作風も少しずつ変わるかもしれないけど
自分に嘘をつかないことが1番大事だと思ってます
それを進化と言う人もいれば、作風が変わってしまったと言う人も
いるとは思いますが、自分からしてみれば何も変わってません
全部自分です
昔は好きなミュージシャンの新しいアルバムが自分の好きだった頃とは
違うのが出るとショックを受ける事も多かった
今だったらわかる
それでも好きでいてくれる人がいれば嬉しいし、離れていく人がいれば
それはもうしょうがない
自分の今を表現したいだけなんです
でもね
安心してください
小屋だって灯台だって船だってちゃんと変わらず作ります
ただ、その見せ方は変わるかもしれません
これからもお付き合いいただければ心から嬉しいです
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